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【パパの育児参加】夫婦の対話と役割分担を決めましょう

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パパもわたしのお世話をしてくれるかな?

「僕にもおむつ替え、できるかなあ……?」さっきからパパとママがずっと、わたしが生まれてからのお世話のことを話し合っているみたい。
「わたし一人じゃきっと大変だから、おむつ替えとか、夜泣きの対応をお願いしたいの。大丈夫、あなたならできるわ」
そういわれて、不安と照れが混じったように笑うパパ。わたしも、パパにお世話してもらうのが楽しみだなあ。

おなかで何カ月も生命を育む中で、日に日にママがママらしくなっていくのに比べて、パパはなかなか「親になる」という自覚が芽生えにくいものです。「どうやって出産や子育てに関わればいいのか分からない……」とオロオロしているパパも多いのでは。

パパ、ママ、乳児

ママのリードでパパをお産に巻き込んであげて

パパの心の準備ができないまま出産当日を迎えてしまわないように、妊娠中からお産のシミュレーションや、赤ちゃんのお世話の役割分担を夫婦で話し合う時間を作りましょう。

超音波写真を見せて妊婦健診の様子を詳しく説明したり、一緒にベビー用品を買いに行ったり、ママの今の心身の状態を教えてあげたり……。ママのリードで、どんどんパパを〝お産に巻き込んで〞あげましょう。

最近では、土日開催の両親学級を開催する自治体も増えています。パパも妊婦体験や赤ちゃんの沐浴体験ができるので、ぜひ一緒に参加して、育児参加の準備を進めましょう。

ママのリードで、パパとしての自覚を促して。
育児用品の買い物や両親学級にも一緒に出かけましょう。

竹内 正人

竹内 正人(産婦人科医、医学博士)

日本医科大学卒業後、米国ロマリンダ大学(周産期生物学)、日本医科大学大学院(産婦人科学・免疫学)を経て葛飾赤十字産院などに勤務。著書に『マイマタニティダイアリー』など。

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