幼児期

幼児期の子どもが朝ご飯を食べない理由とは

朝は食欲がないから食べたくないの!

「ほらおチビちゃん、早く起きて!寝坊だよ!」まだ寝ていたわたしの布団を、ママが引きはがした。眠い目をこすりながらリビングに行くと、たっぷりの朝ごはんが並んでる。起きてすぐにこんなに食べられないよ〜!
「早く食べちゃいなさい!そろそろおうちを出なきゃ!」ママはわたしをテーブルに座らせたけど、昨日遅い時間に寝たからまだ眠いし、おなかは空かないし……。困ったなあ〜。

朝ご飯は1日をスタートするための大事なエネルギー源なので、欠かさず食べたいものです。しかし、最近では食欲が湧かないという理由で朝ご飯を食べない子どもも目立ちます。

幼児期に授乳を続けている子の場合は、夜間授乳が原因かもしれません。授乳を無理にやめる必要はありませんが、翌朝の食欲に影響する場合は、夜間だけでもやめることが大切です。

幼児

また、生活サイクルが乱れていたり、十分な睡眠を取れていなかったりすることも、朝の食欲不振につながります。起床・就寝時間が日によってバラバラだったり、夜10時過ぎに寝かしつける夜ふかしの生活だったりする場合は、生活サイクルを整えてあげてください。

朝ご飯は、少し口に入れる程度でも、十分に体のスイッチが入ります。バナナ1本にヨーグルト、小さめの鮭おにぎりにフルーツなどでもかまいません。そして寝起きの体は脱水気味なので、水分補給を忘れずに。水分を摂ることで胃腸が動き、食欲も湧きやすくなります。

朝ご飯は1日のスタートに大切。少しでも口に入れて。
食欲がない場合は生活の見直しを行いましょう。

上田玲子

上田 玲子(栄養学博士、管理栄養士)

帝京科学大学教育人間科学部 幼児保育学科教授。日本栄養改善学会評議員や、日本小児栄養研究会運営委員、複数の大学や医院にて栄養指導や非常勤講師などを務める。著書に『新版子どもの食生活』など。

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