新生児・乳児期
生後6カ月~9カ月
乳幼児のころ、あまりごはんを食べなかったり、逆に食べすぎたりしているようでも母子手帳に載っている成長曲線に沿っていて、本人が元気ならば問題ありません。
生まれつき食の細い子や、食欲旺盛の子も多いので、その子の個性だと思って認めてあげましょう。
間食の食べすぎや、運動量が少ないなどの理由で、なかなかおなかが空かない場合もあります。おやつの量を減らして、日中にたくさん運動させたり、食事時間を決めて生活リズムを整えたりすると解消することがあります。
よくかんで食べずに丸飲みしていると満腹感を得られず、ついつい食べすぎてしまうことがあります。下の図を参考に、離乳食の食材のかたさや大きさ、スプーンの使い方を見直してみましょう。
パーセンタイル値の帯の中におさまり、パーセンタイル曲線と成長曲線が同じようなカーブを描いている。
パーセンタイル値の帯の中におさまっているが、パーセンタイル曲線と成長曲線とが異なるカーブを描いている。
上田 玲子(栄養学博士、管理栄養士)
帝京科学大学教育人間科学部 幼児保育学科教授。日本栄養改善学会評議員や、日本小児栄養研究会運営委員、複数の大学や医院にて栄養指導や非常勤講師などを務める。著書に『新版子どもの食生活』など。