幼児期

子供の前で夫婦喧嘩がNGな理由

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パパ、ママ、喧嘩はやめて!

夜中、ママとパパが大きな声で喧嘩してるのが聞こえてきた。起き出してきたわたしを見て、ママとパパはびっくり。怒ったパパとママは怖いよぉ…。もう喧嘩はやめて!

子供は想像以上に「大人の怒り」に恐怖感を覚えるものです。1歳半を過ぎると、言葉は分からなくても雰囲気やいい方で「怒っているんだな」と分かるようになります。

あまりに何度も大人の怒りの場面を目の当たりにすると、子供は「自分がいい子じゃないから、ママとパパは喧嘩するのかな……」などと、大人の顔色を伺うようになってしまいます。攻撃的な怒鳴り合いは、子供の前では絶対に避けましょう。

子供の前で夫婦喧嘩

「喧嘩」ではなく「話し合い」を

とはいえ、喧嘩がすべて悪いわけではありません。夫婦として暮らす上でどうしても怒りが湧いたり、いわなければすまないことも出てきます。そういうときは、子供が寝た後で話し合いをする、手紙やメールで伝えるなど、感情が爆発しないようにする工夫をしましょう。

怒りを押し殺すのではなく、気持ちを率直に伝え、相手のいい分を聞き、解決策を話し合う「発展的な喧嘩」をすることも、ずっと夫婦を続ける上ではとても大切なことです。

子供の前で怒鳴り合うのは絶対に避けましょう。
感情をクールダウンさせて、後で話し合いをして。

細部 千晴

細部 千晴(日本小児科学会小児科専門医)

細部小児科クリニック院長・日本小児科医会子どもの心相談医。著書・監修書に『この1冊であんしんはじめての育児事典』(朝日新聞出版)、『「どうする?」がわかる 赤ちゃんと子どもの病気・ケガ ホームケアBOOK』(ナツメ出版)、『マンガでわかる! 妊娠・出産はじめてBOOK』(KADOKAWA出版)など

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