新生児・乳児期
生後0カ月~2カ月
授乳時は、赤ちゃんとの愛情を育む大事なコミュニケーションタイムでもあります。授乳中、テレビやスマートフォンを見て休憩したいママもいると思いますが、赤ちゃんをじっと見つめたり、「おいしい?」「いっぱい飲んでね」など、やさしく、ゆっくり声をかけてあげてください。まだお話しできない赤ちゃんでも、そのやり取りが、ママへの親密感を高めるよいコミュニケーションになります。
赤ちゃんと目が合うようになるのは、6〜7カ月ころからです。それまで赤ちゃんは授乳のときに目を合わせられませんが、だいたい10センチくらいの距離までは見えています。ママの顔はぼんやりとしか見えないものの、目の黒さや、口の赤さなどを認識して、それを「心地よいもの」として認識しています。カゼなど病気のときは仕方ありませんが、なるべくマスクなどで顔を隠さず、しっかりママの顔を正面から見せて安心させてあげましょう。
授乳は赤ちゃんとの親密感が高まる大事な時間。
赤ちゃんがチラッと目を開けた時にはじっと目を見つめて、話しかけてあげましょう。
細部 千晴(日本小児科学会小児科専門医)
細部小児科クリニック院長。近著に「この1冊であんしんはじめての育児辞典」、「マンガで「あるある!」パパ・ママ⇔じいじ・ばあばの子育てギャップこれで解決」(監修・扶桑社)など。
ママ、おっぱい飲んでるときもわたしを見て!
ママは最近、わたしがおっぱいを飲んでるときにずっとテレビを見たり、スマートフォンをいじったりしてるんだ。わたしがママの顔をじーっと見てても、ママは気づかない。おなかはいっぱいだけど、ちょっとさびしいなあ。