乳歯入門
2歳半〜6歳頃

幼児期のおしゃぶりはいつまで?

おしゃぶりがあると、落ち着くんだ…

「おチビちゃん、そのおしゃぶり、まだ使ってるんだね」
「そうなの。そろそろやめないと、歯のかみ合わせにも影響があるんじゃないかしら……」
パパとママはそういうけれど、口に入れてるとなんだか気持ちが落ち着くから、もう少し使っていたいんだ。

赤ちゃんが使うおしゃぶりは、泣きやませて機嫌をよくする目的のほか、あごの発達や、鼻呼吸を促す効果もあります。また、おしゃぶりを吸う動作には安心感を得られる効果があるため、授乳を卒業しても、おしゃぶりを吸い続ける子どもは珍しくありません。

おしゃぶり

その一方で、長期間・長時間にわたっておしゃぶりを使っていると、乳歯のかみ合わせに悪影響を及ぼすともいわれています(開咬 かいこう)。しかし、おしゃぶりを使う子どもみんながかみ合わせが悪くなるわけではありませんし、3歳以下であれば、もしかみ合わせが悪くなったとしても、おおむね1年以内に自然治癒することがほとんどです。

おしゃぶりの発達面でのメリットを考えると、たまにくわえる程度なら禁止しなくても大丈夫です。3歳の誕生日までにやめることを目標にしましょう。小児歯科で歯列咬合への影響を相談してみることをおすすめします。

おしゃぶりには心を落ち着かせるなどの効果も。
3歳の誕生日までに卒業することを目標にして。

坂部 潤

坂部 潤(小児歯科医、歯学博士)

歯学博士(小児歯科学)、日本小児歯科学会認定小児歯科専門医。大学病院での小児歯科専門医療の実践や米国UCLA小児矯正科への留学を経て、東京・目黒、成城、麻布にある小児歯科専門医院キッズデンタルを開院。4児の父親としての経験を活かし、継続管理型の小児歯科専門医療を提供している。医療法人スマイルベア理事、 日本大学歯学部兼任講師、日本歯科矯正学会会員、元UCLA小児矯正歯科客員研究員など幅広く活躍。

トップへ戻る