乳歯入門
生後〜2歳半頃

乳歯のむし歯(虫歯)を防ぐため、正しい知識を身につけよう

どうしてママは、わたしとママが使う
スプーンを分けてるの?

今日のごはんは、ママの使ってる大きなスプーンで食べたくなったから、ちょうだいって伝えたら、ダメっていわれちゃった。むし歯菌がうつっちゃうかもしれないからって。むし歯菌って、何?

生まれたばかりの赤ちゃんの口の中はきれいですが、その後さまざまな菌が口内に入ってきます。むし歯菌もその一つ。親が口うつしで食べさせたり、スプーンやフォークを共有したりすることなどが原因でむし歯菌が歯に付着して、むし歯の原因になります。

新生児・乳児

生後18カ月から36カ月の期間が特に注意

乳歯の奥歯が生えてくるおおよそ18カ月から36カ月までの間は、むし歯の原因となるミュータンス菌が親子感染しやすい「感染の窓」と呼ばれる期間で、特に注意が必要。口うつしでものを食べさせない、コップや食器類は使い分けるなどして対策を取ることが大切です。

ただしむし歯菌の場合、感染症のウイルスなどとは違って、「1回口うつしをしたからアウト」「うつったからアウト」ではありません。実際にむし歯になるかどうかは、「甘いものの摂取頻度」「適切な歯みがき」といった生活習慣が複合的に関わることで決まります。あまり神経質になりすぎることはありませんが、口内環境に気を配る生活を送りましょう。

むし歯になりやすいかどうかは、口内環境で決まります。 口うつしや食器の共有を避け、歯みがき習慣を徹底して。

坂部 潤

坂部 潤(小児歯科医、歯学博士)

歯学博士(小児歯科学)、日本小児歯科学会認定小児歯科専門医。大学病院での小児歯科専門医療の実践や米国UCLA小児矯正科への留学を経て、東京・目黒、成城、麻布にある小児歯科専門医院キッズデンタルを開院。4児の父親としての経験を活かし、継続管理型の小児歯科専門医療を提供している。医療法人スマイルベア理事、 日本大学歯学部兼任講師、日本歯科矯正学会会員、元UCLA小児矯正歯科客員研究員など幅広く活躍。

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