幼児期

【乳幼児期の食育】親子で楽しみながら「食」の好奇心を

食事中にママがあれこれいうから面倒くさくなっちゃった……

「おチビちゃん、どうして野菜を食べないの? あっ、ひじをついて食べないで! おぎょうぎ悪いよ! ほら、こぼれてる!」
ママがずーっと小言ばっかりだから、なんだか最近、食事の時間がゆううつで仕方ないの。あ〜あ、食べる気がしなくなってきちゃったなあ……。

食育とは、食に関するあらゆる知識を育み、食への興味や好奇心を育てることです。特に幼児期は、これからの人生の食習慣の基礎を決定づける大切な時期でもあります。

世の中にはいろいろな食材・料理があることや、家族や友達と楽しみながら食卓を囲む楽しみ方などを教えて、1日3食をしっかりおいしく食べることが大事です。

幼児 食事

例えば、一緒にスーパーに出かけて旬の食材を見せたり、伝統行事のメニューを出してその由来を教えてあげたり、レタスちぎりやおにぎり作りなどのお手伝いを経験させたり。いろいろな方面から食への関心を養い、「食べる力」を育てましょう。

そして、よく遊び、よく寝るなどの規則正しい生活習慣を通じて、子どもが食事をよりおいしく食べられる環境を整えてあげてください。

しかし幼児期は、好き嫌いや小食、遊び食べといった食のトラブルも発生しやすい時期です。あれこれ口に出していいたくなってしまうところですが、ここはぐっとこらえましょう。押しつけや小言ばかりになってしまうと、食の最も大事な要素である「楽しみ」が失われてしまいます。

好き嫌いやマナーは、幼児期はそれほど神経質になる必要はありません。叱らず、苦手なものを食べられたり、うまくできたら褒めるようにしましょう。

幼児期の間食について

幼児期は胃が小さいため、3食では1日に必要な栄養を十分に摂れないことから、1 日1、2回の間食(おやつ)が必要です。

大人にとっては間食というと嗜好品、甘いお菓子という意識がありますが、幼児期は食事代わりとして考えて。

1~2歳児なら1日約135~145キロカロリー程度を目安に、牛乳や麦茶などの飲み物と小さいおにぎり、とうもろこし、いも、果物などを食べさせましょう。

幼児 間食

幼児期は、食への興味関心を持たせることを第一に。
好き嫌いやマナーはあまりうるさくいわないで。

上田 玲子

上田 玲子(栄養学博士、管理栄養士)

帝京科学大学教育人間科学部 幼児保育学科教授。日本栄養改善学会評議員や、日本小児栄養研究会運営委員、複数の大学や医院にて栄養指導や非常勤講師などを務める。著書に『新版子どもの食生活』など。

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