日本歯科衛生学会 第21回学術大会で研究発表を行いました

2026年10月15日

お口の渇きに悩む方に対して、医療・介護の現場では、唾液腺マッサージが行われていますが、最適な方法は明らかにされておらず、施術者に委ねられているのが現状です。

当財団では、お口の乾きに悩む方に役立つ新たな方法として、千葉大学との共同研究により、小型の振動機器を開発し、唾液の分泌を促す研究を進めてきました。

今回、本機器を用いて、あご下にある唾液腺の周りに振動を与えたときに、振動の速さによって唾液分泌量に違いがあるのかを調べました。

この研究成果について、日本歯科衛生学会第21回学術大会でポスター発表を行いました。

ポスター発表を行う様子

【発表演題名】 唾液分泌促進に有効な振動周波数条件の探索的研究

【研究内容】
<対象>
20代の健常成人13名

<方法>
専用の小型振動機器を用いて、以下の条件での唾液分泌量を測定
 振動条件(4条件):振動なし、1秒間に25回、35回、45回振動
 測定タイミング:振動前、振動中、振動後1分おきに3回(計5回)

<結果>
今回の条件においては、振動中の唾液分泌量は、振動が速いほど増加することが明らかとなりました。

<まとめ>
最適な振動条件の設定には更なる研究が必要となりますが、振動数の変更により唾液分泌を促進できる可能性を示すことができました。

当財団ではこれからも、お口の健康と全身の健康との関わりに着目し、毎日の生活や健康づくりに役立つ研究と情報発信に努めてまいります。

参加者に説明している様子

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