顎の痛みを訴える患者さんには、何を行えばよいのでしょうか?
症状だけを見るのではなく、生活習慣やセルフケアの継続を支援することが大切です
概要
顎関節症では、薬物療法やスプリント療法が行われることがありますが、それだけで症状が改善するとは限りません。日常生活の中にある習慣や癖が関係している場合もあり、患者さん自身によるセルフケア(歯の接触を減らす工夫や、顎に負担をかける習慣を見直すことなど)が重要になります。そのため、歯科衛生士にはセルフケアを継続できるよう支援する役割があります。
顎関節症とTCHへの気づき
顎関節症は、さまざまな要因が複合的に関与する多因子性疾患と考えられています。
そのため、治療だけで症状を改善するのではなく、顎関節に負担をかけている要因を少しずつ減らしていくことが大切です。
その代表的なもののひとつがTCH(歯列接触癖)です。
通常、安静時には上下の歯は接触していません。しかし、無意識のうちに上下の歯を接触させ続けている方もいます。患者さん自身は気づいていないことがあるため、歯科衛生士が日常会話やメインテナンスの中で気づきのきっかけを作ることが重要です。
例えば、
