乳歯から永久歯へと、交換が進む時期です。う蝕になりやすい第一大臼歯も萌出します。患者さん・患者さんの保護者に指導したい内容をまとめました。
歯をきれいにみがくブラッシングは?
「ブラッシングの基本」を学ぼう
子どもに実際にみがいてもらいながら、ブラッシングの基本を指導しましょう。
1. 歯ブラシの毛先を歯面にまっすぐ当てる
歯ブラシの毛先を歯面に当てた時に、歯頸部に毛先が当たるようにするのがポイントです。

2. 歯ブラシを小さく動かす
1〜2歯ずつ、1ヶ所につき20回以上を目安に小さく歯ブラシを動かします。歯ブラシを大きく動かすと、毛先が歯間部に届かず、プラーク(歯垢)を上手に落とせないので注意しましょう。

3. 軽い力でみがく
歯ブラシの毛先が開かない程度の力加減でみがきます。
みがく力が強すぎると、歯ブラシの毛先が広がって汚れを落としにくいだけでなく、歯肉を傷つけることがあります。

仕上げみがきは必要なの?
継続して仕上げみがきを行いましょう
小学生になると、保護者が仕上げみがきをやめるケースが見受けられます。しかし、この時期の子どもはまだ十分にみがけないことが多いため、仕上げみがきを続けるように指導しましょう。特に、萌出したばかりの永久歯はう蝕になりやすいので、重点的にみがくように伝えます。
仕上げみがきの姿勢については、どれが良いというわけではなく、臼歯まで見える状況下で実施することが大切です。保護者が臼歯までしっかり確認できる姿勢で行うようにアドバイスしましょう。

第一大臼歯はどうやってみがけばいいの?
ななめ横からみがきましょう
第一大臼歯は、隣の歯と高さがそろうまでに1年半~2年ほどかかります。背が低いため、歯ブラシの毛先が届きにくくなり、みがき残しの多い部位です。
きちんとみがくためには、歯ブラシの当て方を工夫することがポイントです。歯ブラシを奥まで入れ、第一大臼歯にななめに当ててみがきましょう。
このみがき方は、患者さんだけでなく、保護者が仕上げみがきをする時にも取り入れるように伝えましょう。


監修:朝田 芳信
鶴見大学 歯学部歯学科 小児歯科学 教授
※監修者情報は公開時のものです。
