日本生理人類学会 第81回大会で発表を行いました
2021年4月2日
当財団では、「口腔機能低下症」の診断項目の一つである「口腔乾燥」に関する研究を推進しています。
今回、自律神経に影響を及ぼす環境因子に着目し、環境因子によって生体が受ける刺激が、唾液分泌量に影響があるかを明らかにすることを目的に、千葉大学工学部と共同で研究を行いました。
研究の結果、口腔乾燥症状の改善には、低照度環境と香りによる刺激を同時に与えることが有効であるとの可能性が示唆されました。
これにより得られた結果をもとに、日本生理人類学会 第81回大会(2020年10月23日~25日:オンライン開催)にて、「香りが唾液分泌量に及ぼす影響」というタイトルで、特に「香り」を中心に報告しました。