歯の図鑑(ずかん) 歯を守るために

歯を守るいろいろな方法がわかる
コーナー。
クイズから始まるので、
しっかり楽しく学べます。

  • フッ素(そ)のはたらきを知ろう
  • デンタルフロスの使い方
  • ベストな歯ブラシをさがそう!
  • 知るほどなるほど歯みがき剤(ざい)

知るほどなるほど歯みがき剤

QUESTION 問題

歯みがき剤は
歯のよごれを
落とすためだけに使う。
◯か×か

答えを見る
答えを見る

ANSWER 答え

答えは×

歯みがき剤を使う目的は、
主に歯垢(しこう)や
着色よごれを
落とすことですが、
それだけではありません。
歯みがき剤に入っている薬用成分は、
いろいろな
効果(こうか)があるので、
口の様々なトラブルを
予防(よぼう)するためにも
使われています。

正解(せいかい)できたかな?では、まずは、歯みがき剤(ざい)ができるまでを調べていこう!

歯みがき剤(ざい)のできるまで 歯みがき剤工場をのぞいてみたよ!

01 原料を用意

START! 歯みがき剤の種類に合わせて、様々な原料を用意します。

02 原料を量る

それぞれの原料を決まった分だけ量ります。 コンピューターで中の重量などを管理しているよ!

03 原料をまぜる

量り終わった原料は、大きなかまでまぜられます。 釜の直径は2m!6トンの歯みがき剤を練り上げます。

04 チューブを並(なら)べる

歯みがき剤をつめる前にチューブを整列させて準備(じゅんび)をします。

05 チューブにつめる

ラインを流れてきたチューブに、歯みがき剤が注ぎこまれます。 1分間で300本もの歯みがき剤をつくることができます。

06 箱づめ

整列された歯みがき剤をロボットアームが箱につめ、出荷用のダンボールに入れます。 トラックで運ばれ、お店に並ぶよ! FINISH!

歯みがき剤(ざい)のできるまで【歯みがき剤工場】
PAGE TOP

次は、歯みがき剤の働きと、歯みがき剤に入っているものを見てみよう!

歯みがき剤の働きを知ろう!

歯みがき剤を使っている歯と
使っていない歯を比べてみたよ!

歯みがき剤をつけてみがいた歯 白くてツルツル、ピカピカ! 歯みがき剤をつけずに2ヶ月間みがいた歯 着色よごれや歯垢(しこう)がついている
見た目にもこんなに差が出るね!歯みがき剤にはどんな働きがあるか見てみよう!
  1. 01 早く歯垢(しこう)を落とす

    歯みがき剤を使った方が、
    少ない回数で歯垢を
    取りのぞくことができます。

    このグラフから歯みがき剤をつけると効率(こうりつ)よく歯垢を落とせることがわかります。
  2. 02 歯垢をつきにくくする

    歯みがき剤を使ってブラッシングした
    方が、歯垢が付く量を少なくできます。

  3. 03 歯の白さをたもつ

    食べ物や飲み物にふくまれた色素(しきそ)に
    よる着色よごれを取りのぞき、
    歯の本来の
    白さをたもちます。

  4. 04 口臭(こうしゅう)の予防(よぼう)

    歯みがき剤で口の中全体をキレイにすると、
    口臭を予防することができます。

  5. 05 薬用成分の働き

    入っている成分によって、いろいろと効果
    (こうか)がちがってきます。
    フッ化ナトリウム(=フッ素(そ))などの成
    分が入っていると、
    むし歯の発生や進行を予
    防(よぼう)してくれます。

    フッ素の働きをくわしく見てみよう!

歯みがき剤には何が入っているの?

みんながいつも使っている歯みがき剤には
いろいろな成分が入っていて、
それぞれの役割を果たしているよ。

  • 湿潤剤 しつじゅんざい 作用:ちょうどよい湿(しめ)り気をあたえる成分:グリセリン、ソルビトールなど
  • 清掃剤 せいそうざい 作用:歯の表面をきずつけずによごれを落とす成分:無水ケイ酸(さん)、炭酸カルシウムなど
  • 発泡剤 はっぽうざい 作用:口の中に歯みがき剤をひろげる成分:ラウリル硫酸(りゅうさん)ナトリウムなど
  • 香味剤 こうみざい 作用:使用感を爽快(そうかい)にする成分:メントール、ミント類など
  • 粘結剤 ねんけつざい 作用:粘(ねば)り気をあたえて成分をまとめる成分:アルギン酸ナトリウム、カラーギンなど
  • 薬用成分 やくようせいぶん 作用:入っている薬用成分によってさまざまな効果がある成分:フッ化ナトリウム、デキストラナーゼなど

歯みがき剤のチューブまたは外箱には、その歯みがき剤に入っている成分が書いてあります。また薬用成分を配合したものには「医薬部外品」の表示(ひょうじ)があります。

PAGE TOP

TIPS まめちしき

江戸(えど)時代までは、「塩」が歯みがき剤(ざい)に使われていた。

歯みがき剤の歴史は古く、約3550年前のエジプトで、歯みがき剤の使い方の記録が残っているそうです。日本に伝わったのは江戸(えど)時代。それまでは歯みがき剤として塩を使っていました。その後、明治時代になると、粉の歯みがき剤が登場。水でぬらした歯ブラシの毛に、粉をこすりつけて使っていたそうです。その後も大正時代には「チューブ式歯みがき剤」、昭和時代には、初の「フッ素(そ)入り」と歯みがき剤はどんどん進化していったのです。 ライオン歯磨慈善券付袋入(はみがきじぜんけんつきふくろいり)※粉の歯みがき剤

  • フッ素(そ)のはたらきを知ろう
  • デンタルフロスの使い方
  • ベストな歯ブラシをさがそう!
  • 知るほどなるほど歯みがき剤(ざい)
PAGE TOP
PAGE TOP