歯の図鑑(ずかん) 歯を守るために

歯を守るいろいろな方法がわかる
コーナー。
クイズから始まるので、
しっかり楽しく学べます。

  • フッ素(そ)のはたらきを知ろう
  • デンタルフロスの使い方
  • ベストな歯ブラシをさがそう!
  • 知るほどなるほど歯みがき剤(ざい)

フッ素(そ)のはたらきを知ろう

QUESTION 問題

生えたての
永久歯(えいきゅうし)は
むし歯になりやすい。
○か×か

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ANSWER 答え

答えは○

生えたての歯は
表面(ひょうめん)がでこぼこしていて
汚(よご)れがつきやすく、
歯の質(しつ)が弱いので
むし歯になりやすいのです。

正解(せいかい)できたかな?では、みんなの口の中でおきていることとフッ素の関わりを見てみよう!

口の中でおきている脱灰(だっかい)と再石灰化(さいせっかいか)ってなに?

歯の成分はカルシウムやリンなどのミネラルでできています。
脱灰(だっかい)って?

むし歯の原因(げんいん)であるミュータンス菌(きん)が出す酸(さん)によって、歯の内側からカルシウムやリンなどのミネラル成分がとけ出すことです。
脱灰がすすむと歯に穴(あな)が開いてむし歯になってしまいます!

ミュータンス菌(きん)が酸(さん)を出します。 酸によって、歯のカルシウムやリンなどの成分がとけ出します。 中がスカスカな状態(じょうたい)に!
再石灰化(さいせっかいか)って?

歯からとけ出したカルシウムやリンなどの成分が、唾液(だえき)のパワーでもう一度、
歯に戻(もど)ることです。
脱灰(だっかい)した歯は、このしくみでもとに戻すことができるのです。

※ただし、歯に穴が開いたむし歯は元に戻すことができないので、治療(ちりょう)が必要です。

カルシウムやリンが戻(もど)って、スカスカだった歯がもとに戻ります。
再石灰化がフッ素(ふっそ)でスピードアップ!

フッ素はカルシウムやリンと一緒(いっしょ)
になって、歯に戻ることを助けてくれます。
しかもそのはたらきはとてもスピーディ。
再石灰化をどんどん進めてくれるのです。

フッ素のはたらきをまとめると3つあります!
01
再石灰化がスピードアップ!
02
歯の質(しつ)を強くして、
酸にとけにくい歯にします。
03
酸が作られるのをおさえます。
生えたての永久歯(えいきゅうし)が多いみんなの歯を、3つのはたらきでしっかり守るよ!
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みんなの歯のたのもしい味方!フッ素(ふっそ)を取り入れよう!

フッ素をつかった3つのむし歯予防法(よぼうほう)
  1. 01 フッ素の入った歯みがき剤(ざい)を使う。 フッ素は口の中に少しの量が長くとどまって、効果(こうか)がでます。効果を高めるためには、使う量や使い方もとても大切です。フッ素の入った歯みがき剤(ざい)を使う。
    パッケージのうらに「フッ化ナトリウム」とかいてあります。 小学生が使う量 1cmくらい 歯みがき後に10~15mlの水でブクブクうがいを1回 水の目安はコップに指一本分の量で1回!
  2. 02 歯科医院でフッ素を歯にぬってもらう。
  3. 03 フッ素の入った洗口剤(せんこうざい)でうがいをする。
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TIPS まめちしき

生えたての永久歯(えいきゅうし)の表面には、汚(よご)れがつきやすく、とれにくい!

目で見ただけでは、生えたばかりの永久歯と他の歯に大きなちがいはありません。でも顕微鏡(けんびきょう)で拡大(かくだい)してみると…まるで月のクレーターのように多くの穴が開いています。そのために汚れがつきやすく、とれにくいのです。 写真提供:愛知学院大学名誉教授 中垣晴男

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