特別支援学校における歯と口の健康を支援する取り組み

2023年04月14日

聾学校の生徒に手話で説明する様子

当財団では、障がいの有無に関わらず「歯と口の健康」の支援を行うため、合理的配慮※に心がけた歯科保健活動を行っております。
2022年度は東海地方を中心に対面とオンラインを活用し、知的障害2校、聴覚障害2校、肢体不自由1校(合計5校)の特別支援学校に対して「歯と口の健康教室」を実施しました。

今年度は初めての試みとして愛知県内の聾学校高等部において、手話を用いた情報保障に加えて、リアルタイム字幕機能を活用して講師の音声を文字化しパワーポイントのスライドと一緒に字幕表示する対応を行いました。
その他の特別支援学校の活動においても、事前に児童・生徒の状況や課題を伺い、特別支援学校の先生方や、障がい者支援団体の方々と連携しながら個々の障がいに配慮した授業を心がけています。

今後も、障がい者の方々に対する口腔保健普及啓発活動を進めてまいります。

  • 「合理的配慮」とは、障がいのある方が日常生活や社会生活で受けるさまざまな制限をもたらす原因となる社会的障壁を取り除くために、障がいのある方に対し、個別の条項に応じて行われる配慮をいいます。