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歯の構造
歯はエナメル質、象牙質、セメント質の硬組織からできています。臨床的には、歯が口腔内に露出している部分を歯冠、歯冠より下の部分を歯根といいます。歯の中心部には歯髄腔があり、神経と呼ばれる歯髄が通っています。
歯にかかる衝撃を受け止め、顎にかかる力を吸収・緩和するために、歯根部分の表面(セメント質)と歯槽骨は歯根膜という繊維性の結合組織で結びついています。
歯は歯槽骨、歯肉、歯根膜の支持組織によって支えられています。
歯の構造

● エナメル質 歯冠部の表面を被っている人間の身体組織の中で最も硬い組織。 水晶(モース硬度7)と同じくらいの硬さがあります。
● 象牙質 エナメル質、セメント質の内側にあり、歯冠部から歯根部まで歯を形づくる組織。エナメル質よりも柔らかい組織。象牙質には象牙細管という細い管が通っていて、管の中は組織液で満たされています。
● セメント質 歯根部表面を被っている組織で、歯根膜によって歯槽骨と歯を結合している。骨と同程度の硬さです。
● 歯髄 神経と呼ばれる組織。神経線維のほかに血管やリンパ管などが通っていて、象牙質に栄養を補給しています。
● 歯根膜 歯根と歯槽骨の間を結び付ける繊維性の結合組織を主体とした組織。
食べ物をかむ際、歯に加わる力が直接歯槽骨に伝わるのを和らげる働きをしています。
● 歯槽骨 歯を支えている顎の骨で、歯はこの骨の中に植立しています。
歯周病などにより歯槽骨が大きく破壊されると、歯がグラグラになります。
● 歯肉 歯槽骨を被っている軟らかい組織で、一般には歯グキと呼んでいる部分です。
● 歯肉溝 歯肉と歯の境目にある小さな隙間。健康な人でも1〜2mmの深さがあります。
炎症などによって深くなった状態を、歯肉ポケット、歯周ポケットと呼びます。
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